ロングライド感想文

快適にロングライドをしたいので感想を書きます

シマノ製コンポの保守部品の交換方法

BRM507でテンションプーリーの歯が摩耗していたのに気付いて交換したのでその手順をご紹介します。基本的にはどの保守部品でも同じだと思います。

部品を特定する

まずどのリアディレイラーが付いているかを特定します。 僕はTREKのDomane AL 3の2019年モデルに乗っているのでR3000でした。正確にはRD-R3000-GSですね。

リアディレイラー Shimano Sora R3000, mid cage

Domane AL 3 | Trek Bikes (JP)

次にシマノが公開しているドキュメント(Manuals & Technical Documents)から必要なものを探します。個人でも見られるのは非常にありがたい一方で、"ディーラーマニュアル(DM)は、主に自転車安全整備士、自転車技士など専門知識を有する方が使用するためのものです。"との記述があるのでこれに該当しない方は、これ以降の作業を自己責任(もしくは夢の中)で行ってください。

r3000と検索して出てきたリアディレイラーEV(部品展開図)から、欲しいパーツの型番がY5FT98030であることが分かりました。

Exploded Viewの内、当該箇所を示している
欲しいパーツの型番がY5FT98030であることが分かる

これはAmazonなどで購入できます。

購入して交換する

適当な場所で購入して交換するだけです。

新品と並べるとだいぶ削れているのが分かりますね。上のガイドプーリーはテンションプーリーと比べてほとんど削れていないのが面白い。なお、撮影時は軸にかぶせる蓋のようなものを外していますが組み付け時にはちゃんと付けています。

4つのプーリー。左列が使用済みのガイドプーリーとテンションプーリー、右列が新品のガイドプーリーとテンションプーリー
新品との比較(右が新品)

外したネジ(EVでいうと6番)に緩み止め剤が塗ってあったのでLOCTITE 243を使用しました。また、締め付けトルクはDM(ディーラーマニュアル)のp.34に指定があるのでその値で締めました。

まとめ

シマノが詳細なドキュメントを公開してくれているかつ、保守部品を個人にも供給してくれているおかげでスムーズに交換できました。交換してからはガチャガチャ鳴ることもなく快適に走れています。